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高齢犬をしっかりサポート 高齢サポート編

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高齢犬をしっかりサポート 高齢サポート編

ドクターズアドバイスペピイ2011春夏号

高齢犬をしっかりサポート 高齢サポート編

いざという時にあわてないために。『6歳を過ぎたら気をつけたいこと』

外見にはこんな変化が・・・視力低下のシグナル 白髪が増えてきた。 いままでと違う行動はありませんか? トイレの失敗をするようになった。 他にもこんなサインが・・・

『やっぱり事前の準備や心がまえって大切です』

9、10歳の頃はまだまだ元気で「あと2~3年は心配ないよね」と思っていましたが、みなさんに知っていただきたいのは、「介護は突然やってくる」、ということです。ちょっと体調を崩したり、軽い病気で手術をしたりすると、それが引き金となって歩けなくなったり、具合が悪くなることがあります。

でもそんな時、飼い主さんはあわてないで欲しいんです。シニアになると、特に敏感に飼い主さんの気持ちや表情を感じ取ります。動きが思い通りにならなかったりすると一番不安なのは本人です。安心してくれるように、いつもと同じように接することが大切だと思います。

できなくなったことを考えると心が痛みますが、それは本人が一番ショックなので、できる事をほめてあげて欲しいです。できないことを嘆いていないで、できる事を見つけて一緒に楽しんでいけば、お互いに幸せなんだと思います。

愛情を持って接したら、きっときっとお互いに後悔無く、幸せに暮らせると思います。がんばりすぎないで、一緒にいられる事を楽しんでくださいね。

『やっぱり事前の準備や心がまえって大切です』

介護体験を通して、これはやっておいた方が良いと思ったことは?

トイレは室内でも出来るようにしておくこと。

大型犬はお外でトイレをさせる方が多いと思いますが、歩くのが大変になると、支えながらお外まで連れ出すのは介護する人も重労働です。
室内でしたがらない子は、我慢して膀胱炎になることもあるそうなので、注意をしてあげてください。

ウェアを着る事に慣れさせておくこと。

シニアになると病気の為に手術ということも良くあります。
手術後には患部を保護する必要がありますが、その時には着心地のいいウェアがあれば役立ちます。事前にその子に合ったサイズのウェアを用意しておくと安心です。若い頃からたまに着せて慣れさせて、ときどきサイズの確認をしておくといいと思います。

手の指示が理解出来るようにしておくこと。

シニアになると耳が遠くなったとおっしゃる方が多いですよね。
私は小さい頃から声と同時に手でも指示をして目と耳で覚えさせました。
例えば「すわれ」と同時に人差し指を口元につけて、このサインは「すわれ」なんだよって。繰り返し使っていれば、手のサインだけで理解してくれます。
これを覚えていれば耳が遠くなっても手のサインで動いてくれます。

かかりつけの病院を持っていること。

治療の判断をするのは飼い主さんです。
できれば信頼のおける先生を、2人は見つけておくと違った意見も聞けますし、病院がお休みの時もありますので、より安心です。

いまから始めるシニア準備 おうちでトイレのすすめ シーツを敷いて、トイレスペースを設置。 要求吠えにも答えず、様子を見ること数時間・・・ガマンできずにおしっこをしましたが・・・。 ランディと飼い主さんの我慢比べが続くこと数週間・・・ Q. 改めておうちでのトイレを始めようと思ったきっかけは? Q. やってみてどうでしたか?